月三万円ビジネス 非電化・ローカル化・分かち合いで愉しく稼ぐ方法

主張はわかりやすいし、説得力も、まあ、あるとはおもう。 ただ、きっと食い合いになっちゃうなあ… という気がして、こちらの生き方を選択はできないなあといったところ。
「月に三万円稼ぐことのできる小さな仕事を 10 持てば、暮らしは立つ。」 たしかにそれはそう。 「三万円以上稼げそうでも、そこは抑えて、仕事を大きくはしない。 それ以上が必要になるなら、ほかの人にゆずる。」 うん、理想的だ。 右肩上がりの成長を続けないと続かない会社だとか仕事ってものはどこか間違っていると感じているし。
ただ、ひとつの仕事で三万円以上は決して稼がないという縛りを、守りきれる気がしない。 10 の(小さな)仕事をすべてうまくまわすことは難しかろうし、どれかで失敗したら他でうまくいっているものに頼るようになり(あれば、だけれど)、なし崩しになるんだろうなあ …って。

ま、それはそれとして、三万円ビジネスのネタとして挙げられているあれこれは読んでいてワクワクした。

自動車のバッテリーのリフレッシュ、そんなことができるんだねえ。 二、三年で使えなくなって廃棄されるという話なんだけれど、リフレッシュできるってのはすばらしい。 ところで自動車のバッテリーって、太陽光だとかで発電した電気を溜めるために転用できない?

石釜づくり。 いいねえ。 石釜。 手作りできるものなんだ。 これをしつらえて、たまにピザ焼いたりだとか、むちゃくちゃ楽しそうだ。
石釜ではないけれど、薫製つくりたいなあっておもってたのもおもいだした。 薫製、つくってみたいなあ。 豚バラでベーコンとか… じゅるっ。

ストローベイルの B&B。 藁束を圧縮したストローベイルってものがあって、これを壁材にして漆喰を塗って家をつくる。 そんなこともできるんだねえ。 楽しそうだ。 そもそもまず土地が必要だけどさ…。
土地を田舎に買ってってのでは、この前読んだ「新白河原人」も自分でログハウスおったてて月 10 万円で暮らすという話で。 自分で衣食住をまかなうたくましさってのに、憧れるんだよなあ。 できないとおもっているだけに、余計に。

ツリーハウス。 昨日かな、一昨日かな、ちょうど新聞にツリーハウスの小さな記事があって、 500 万円から 1000 万円で建てられるんだとか。 しかも日本だと住居にならないということで、うわあ、いいなあ。 しっかりした木があればってのが前提になるけど、秘密基地をつくっても税金とられないわけだよね、ツリーハウスなら。 ううう、憧れる。

酵母。 いいねえ。 自分で酵母そだてて、パンつくったり、ワイン醸したり。
糖度が高くコクのあるグレープジュースに酵母を入れて、あとは待つだけで感動モノのワインができるって書いてあるんだけど、これ、やってみたいねえ。

ソーラーオーブン。 日当りの悪いうちじゃあ無理そうだけれど、これまた楽しそうだねえ。 太陽熱で 150℃ くらいまで温度があがるオーブンを作れるらしい。

コーヒー生豆ビジネス。 いや、ビジネスにしなくていい。 生豆から焙煎してコーヒーを一杯淹れるまでに 25 分。 それだけかかるにしても、一度や二度は自分で豆を炒って挽いて淹れたコーヒー、飲んでみたいなあ。 「珈琲時間」だったかなあ、豆を選り分けて煎って淹れて… って話が載ってたのは。

まだまだやってみたいこと、いろいろあるもんだ。