openssl ライブラリーのデバッグ版 (Windows 用) を自前ビルド

パッケージ内の INSTALL.W32 ファイルにビルド方法 (デバッグ版ライブラリーのビルド方法もあわせて) は書かれているけれどそのままではライブラリーの中にステップインできないので、その改善方法のメモ。

パッケージ内の util/pl/VC-32.pl ファイルを Wordpad で開く*1
"/Od" という文字列を検索して、これを "/Od /ZI" に置き換えて保存する。

デバッグ版ライブラリーをつくるためにはもうひとつ、 ms/do_masm.bat ファイルを開き "VC-WIN32" を検索して "debug VC-WIN32" に置き換える (順序に注意。 VC-WIN32 の前に debug を加える)。

あとは INSTALL.W32 の手順に従えばよい。

> perl Configure VC-WIN32
> ms\do_masm
> nmake -f ms\ntdll.mak
> nmake -f ms\ntdll.mak install

なおインストールするディレクトリーの変更は最初の perl Configure VC-WIN32 の行に --prefix=c:/some/openssl/dir を追加することで可能。

*1:改行コードが \r\n でなく \n だけのため。 \n だけで改行になるエディターなら何でもいい